Cloudflare、WordPress後継を公開
マット・マレンウェッグがEmDashの「民主化の欠如」を批判
ポイント
CloudflareがWordPressの後継と謳うCMS「EmDash」をオープンソースで公開
WordPress創業者がCloudflareのサービス販促目的と公開批判
世界のウェブ43%を支えるWordPress市場に新たな競争構図が誕生
①WordPressは世界のウェブサイトの約43%(約2億サイト)を支えるCMS(コンテンツ管理システム)として、ブログから大企業のサイトまで幅広く使われてきた。しかし近年、プラグインのセキュリティ問題が深刻化し、代替を求める声が高まっていた。
②Cloudflare(クラウドフレア)は、WordPressのプラグインセキュリティ問題を解決する「精神的後継」として、オープンソースCMS「EmDash(エムダッシュ)」を発表した。WordPressの創業者マット・マレンウェッグは即座に反応し、「EmDashはオープンソースではあるが、Cloudflareのサービスを売るために設計されており、WordPressが持つクロスプラットフォームの民主化を欠いている」と批判した。意外な事実として、この発表を主導したのもCloudflareに在籍する「マット」という名の人物で、WordPress陣営との「マット対マット」の構図となっている。
③WordPressは長年、個人ブロガーから大企業まで誰でも自由に使えるプラットフォームとして普及してきた。EmDashが普及すれば、CMS市場においてCloudflareへの依存が高まる可能性があり、ベンダーロックイン(特定企業への囲い込み)のリスクが生じる。
④CMS市場の分裂は、企業のウェブサイト運営コストと移行コストに直接影響する。今後はWordPressとEmDashの両陣営に分かれての開発競争が加速するとみられる。

あなたの仕事にこう活かせる
自社サイトのCMS担当者・マーケターは、EmDashの登場によりWordPressとの比較検討が必要になるため、現在のホスティングとCMSのベンダー依存リスクを棚卸しすることで、将来の移行コストを事前に見積もれる
ウェブ制作会社やデジタルマーケティング担当者は、EmDashがCloudflare依存であることを理解した上でクライアントへの提案資料を更新することで、技術選定リスクの説明責任を果たしつつ差別化提案が可能になる
今すぐ自社サイトが利用しているCMSとホスティング会社の契約内容を確認し、他社への移行に必要なコストと期間を試算して、2027年以降の技術刷新計画に選択肢として加えてみよう
この記事のキーワード
コンテンツ管理システム。プログラミング不要でウェブサイトを構築・管理できるソフトウェア
特定企業の製品・サービスに依存し、他社に乗り換えにくくなる状態
出典: 原文記事



