Googleドライブ、ランサム対策を標準装備
ランサムウェア自動検出とファイル復旧が一般提供開始
ポイント
GoogleドライブがランサムウェアをAI自動検出し感染前に一括復元する機能を正式提供
Google Workspace利用企業は追加料金不要で使えるケースがある
専用ランサムウェア対策ソフト(年間数十万円)の代替になる可能性
①ランサムウェア(身代金要求型ウイルス)による被害は世界的に急増しており、2024年の日本国内被害件数は前年比1.5倍以上とも言われる。特に中小企業はセキュリティ専門部署を持てないケースが多く、一度感染すると業務データが完全に暗号化(鍵をかけられた状態)されて復旧できなくなるリスクが高かった。
②Googleは3月30日、「Google ドライブ(グーグル ドライブ)」にランサムウェアの検出およびファイルの復旧機能を正式リリースした。ベータ版(試験運用版)から機能が強化され、より多くの種類のランサムウェア暗号化パターンを自動検出できるようになった。感染が検出されると管理者にアラートが届き、感染前の状態にファイルを一括復元できる。意外な事実として、Google Workspaceの利用企業であれば追加料金なしでこの機能が使えるケースが多く、専用セキュリティソフトへの投資が不要になる場合がある。
③日本企業の多くがGoogle Workspaceを業務で使っている中、この機能の標準提供はサイバー保険料の削減や、専用ランサムウェア対策ソフト(年間1社あたり数十万円)の代替につながる可能性がある。特に従業員50人未満の中小企業にとって、専門家なしでも一定レベルの保護が得られる点は大きい。
④Microsoftも同様の機能をOneDriveで提供しており、クラウドストレージのセキュリティ機能競争が今後さらに激化する見通しだ。

あなたの仕事にこう活かせる
総務・情報システム担当者は、Google Workspaceの管理コンソール(管理画面)でランサムウェア検出設定を有効化するだけで、専門知識なしに自動検知・復旧体制を構築でき、年間数十万円の専用セキュリティソフト費用を削減できる
経営企画部門は、この機能をサイバー保険の更新交渉材料として保険会社に提示することで、保険料率の引き下げ交渉が可能になり、セキュリティ投資対効果をCFOに説明しやすくなる
今すぐGoogle Workspaceの管理者アカウントにログインし、セキュリティ設定からランサムウェア保護の有効化状況を確認して、未設定の場合は本日中に有効化することで即日からデータ保護レベルを向上できる
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ファイルを暗号化して身代金を要求するウイルス。感染すると業務データが使えなくなる
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出典: 原文記事



